りくおう丸
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マグロ漁船 りくおう丸
錨をあげて、いざゆかん海原へ
赤字エージェントの最後の砦
【代表】[編集]
【概要】[編集]
歴戦のマグロ漁船。
遠洋での長期にわたるマグロ漁は過酷な労働である。一昔前は「借金のカタにマグロ漁船」などという言葉もあったが、実際のところ、街で育った一般の日本人のほとんどは使い物にならず、より安価な賃金で働く外国籍の船員の台頭、法の整備もあり、現在では「借金のカタに船員募集」という行為それ自体が珍しくなっている。
そんな中、今なおワケありの人間を黙って受け入れてくれるのが、『りくおう丸』と、その船長、碇ヶ関鉄八郎である。「借金がかさんで首が回らなくなった」「いろいろやらかして、しばらくどこの国にも居場所がない」などという異能力者にも、きちんと仕事さえ出来ればあれこれ詮索せず雇ってくれる。
鉄八郎本人は、マグロで一山当てて築いた豪邸と、パチンコ屋と飲み屋を往復する日々を送っている。オフの彼はアル中一歩手前の気難しい老人であり、海の上での剛胆な振る舞いを想像することは難しい。
【所在】[編集]
漁に出ているときは世界各地の海の何処かにいる。漁に出ていないオフの間は、鉄八郎が根城としている三浦半島の某港町に係留されている。
【業務】[編集]
数ヶ月~一年越しの遠洋へのマグロ漁。深淵を回遊するマグロとの死闘は過酷を極める。南太平洋の海底から出現したキハダティンダロスマグロや、西大西洋の漁船を悉く海の藻屑となさしめたインドバイアクヘーマグロ、南極海でのクロクトゥルフマグロに挑んだ逸話は、歴戦の異能力者達をして「そのことについては語りたくない……」と言わしめるほどである。