北多摩シルバー人材センター
北多摩シルバー人材センター
そこに住まうは神か悪魔か
引退した異能者が集う恐怖の館
【代表】
代表理事:佐藤 治男
【概要】
現役を引退された高齢の方に、経験と能力を社会に参加していただき、生きがいの充実と福祉の増進をはかる……それがシルバー人材センターである。
この北多摩シルバー人材センターもそれらの一環であったが、理事にかつて某内閣の懐刀と恐れられた佐藤氏が就任してからはその性質が変化。派遣業界において現役を引退し、割とヒマを持てあましている高齢異能力者を積極的に引き取り、もとい受け入れ、高齢者専門の『派遣会社』として活動するようになった。
現在は、かつて鬼王を切り伏せ剣聖と謳われた古流剣術の元道場主、魔術師ギルトの会長を務めた大賢者、世界大戦で各国を震撼させた元間諜、登仙したくせに俗世に関わりたがる仙人などなど、SS級のチートじじいども……もといご老人に時々仕事を依頼し、社会活動、お小遣い稼ぎ、ストレス解消をしてもらうという最凶の派遣会社と化している。
ぶっちゃけそうやって暇つぶしさせてないと、現役世代のメンバーにいらん口を出したりろくなことがなかったりするので、扱いに困った道場や魔術師ギルドの依頼を受けて佐藤氏が引き取ったというのが真相だったりもする。
【所在】
北多摩某所、市民会館そばのビル。碁会所が併設されており、だいたい行き場のないヒマなメンバーがやくたいもない話を延々と続けている。うかつに近づくと武勇伝と世間話と説教を浴びせられるので注意すること。
【業務】
基本的になんでも。メンバーが気に入った仕事を受け、他の派遣社員が戦っているところに乱入、好き放題暴れまくり若いもんに活を入れて、「ワシが若い頃は~」と一席打つ。大概うっとうしい。だいたい一通り憂さを晴らせば落ち着いて帰るので、任務で遭遇した際はうかつに戦闘には持ち込まず、喫茶店につれこみ三時間くらい愚痴を聞いてやった後放逐するのが最善手である。
『人災派遣』の異名を取る派遣会社のバイトいわく、『さすがにウチもあそこよりはひどくないでしょ?』とのこと。