"瘧(マラリア)"

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 "瘧(マラリア)"(本名不詳)

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「低き地に住まう者に災いあれ……」


 ■肩書き:モノクローム幹部 S級エージェント
 ■Data:東南アジア系?/数百歳?/男性
 ■容貌:端正な顔立ちのムスリム貴族
 ■異能:不死/非公開/非公開


Profile

 大航海時代に東南アジア方面で発生したと推測される古種吸血鬼。長き年月を生き、深い知識と知恵、確とした理性を合わせ持ち、膨大な資産を築いた賢き富裕者。だが吸血鬼の常として人としての魂はすでに摩滅しきっており、吸血鬼の本能である『疫病を広める』ためだけに活動する。
 資産も知識も人脈作りもその目的にむけてのものであり、人間は時に共闘することもできるが、根源的に価値観が異なるため仲間や同胞となることは決してない。
 本来は派遣業界とは相容れない存在だが、能力至上主義のモノクローム社が役員待遇の顧問として招聘し、業界を震撼させた。

Avbirity

■【吸血鬼の血】……怪力、自己再生能力、暗視等々、いわゆる吸血鬼として数々の特性を体得している。"瘧"はその特性一つ一つが、並の異能力者の『切り札』に匹敵しており極めて強力。反面、日光や流水といった一般的な吸血鬼の弱点を備えて、戦闘となればここを突くしかないであろう。

■【太古の英知】【伝承の技】……ベーシックな魔術、近接戦闘における武術を使いこなす。あくまでも吸血鬼として長い時を生きる中で身につけた一般的な技術であり、当人にとっては特殊なものではない。それでも業界の並の武術家や魔術師程度の力量では到底太刀打ち出来ない。

■【沼地の悪魔】……己の象徴たる膨大な蚊の群れを発生させる。条件さえ揃えば数カ国を一夜のうちに伝染病で壊滅状態に陥れることが可能だが、過去の聖フィロフィティアの退魔師達との戦いによりその力には大きく制限がかかっている。ただし通常戦闘において大量の蚊柱を召喚する程度は全く問題なく、この蚊柱に呑まれたものは例え能力者であろうと、悪性のマラリアが通常の数万倍の速度で進行し死に至る。

Links

ゲオルグ・クレイン……モノクローム代表取締役。
イェジ・ヴィーナー……聖フィロフ所属のヴァンパイアハンター。"瘧"を宿敵と付け狙う。

Infomation

■初出:クレジターズ・クレジット巻末附録
■原案:紫電改
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